IPDロジスティクス株式会社よりお知らせ(8月号)
夏本番となり、体に堪える厳しい暑さが続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
今月、日本は戦後80年を迎えます。これは先の戦争(日中戦争、日米戦争、英仏蘭との戦争、対ソ戦争の4つが含まれます)が終わった1945年から80年の間、日本が戦争に巻き込まれずに今日に至っていることを意味します。
その間に日本は、平和な時間を享受し、高度な経済発展を遂げ、豊かになり、先進国入りしました。
現在の日本の人口の9割以上が戦後生まれであり、すでに多くの日本人にとって先の戦争は歴史上のできごととなり、戦後そのものも過去のものとの認識が大勢を占めるのではないかと推測されますが、しかし戦争が決して過去のできごとではなく、現在でも人類を脅かし、あらゆる発展の阻害要因となっています。
今も世界情勢は混沌としていますが、戦後80年を迎えるにあたり、まずは一人一人が平和とは何か、平和のために何ができるかを考え、平和の実現に向けて行動していけると良いですね。
さて、弊社からのお知らせとしまして、本年の夏季休業は以下のとおりです。
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休業期間
2025年8月11日(月)~2025年8月15日(金)
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2025年8月18日(月)午前8時20分から平常通り営業いたします。
※伊那営業所は午前9時から営業となります。
上記期間中のご用命につきましては、大変恐れ入りますが、あらかじめ弊社営業担当までご連絡いただけますようお願い申し上げます。
休業期間中はご不便をおかけしますが、何卒ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
ここからは、“通関士コラム”をお届けします。
前回は「昭和中期~後期の貿易の発展」をご紹介しました。
今回は「平成~令和」を見ていきたいと思います。
平成から令和にかけては、IT社会の発展に伴う半導体需要の増加の時代です。
平成になっても自動車、半導体、鉄鋼が引き続き日本の主要な輸出品目となっています。
自動車輸出をめぐる米国との貿易摩擦の影響により、自動車の現地生産化が進められ、平成初期には自動車の部分品の輸出が増加しました。
また、インターネットの普及など、ICT産業の発展に伴う半導体の世界的な需要増を背景に、半導体は主要な輸出入品目となっています。
他方、繊維製品は、海外生産を主軸とするアパレルメーカーの台頭により、アジア諸国から衣類として輸入され、原油に次ぐ輸入品目となりました。
平成初期の携帯電話は国産が主流でしたが、平成後期には、スマートフォンが世界的に普及し、韓国や中国からの輸入が増加しました。
また、中国が半導体の製造に力を入れ始めたことなどを背景に、半導体製造用の機械の輸出がアジア向けを中心に増加し、日本の主要な輸出品目となっています。
近年、特に新型コロナウイルス感染症の流行に見舞われた令和2(2020)年においては、経済活動や物流の停滞などにより自動車の輸出や原油などの輸入が大幅に減少し、輸出入額は対前年比で10%以上減少しましたが、マスク着用やテレワーク推進などの感染拡大抑制の取り組みにより、マスクやパソコンの輸入が増えるなど、当時の社会情勢が現れています。
いかがでしたでしょうか…。
この続きもどうぞお楽しみに…。
~最後にひとこと~
ベトナムの世界遺産・ハロン湾を訪れた時のことです。
その日はちょうど台風が通過するとの情報があり、楽しみにしていたクルーズ船がすべて決行となり、避難をかねてレストランで早めの昼食となりました。
が、外は段々と暗くなり、雨風の音が激しくなる中、気を取り直して美味しい料理をいただいていると、突然真っ暗に…!(*_*;
どうやら停電となってしまったようで、暗い店内でもう笑うしかない始末…。^^;
挙句の果てに、あたり一帯が停電したとの情報で、どこにも行けず…(泣)。
目的地に着いていながら、何も見れずに帰ってきたことは過去にほとんどないことだったので、いつかリベンジを!と思い、再度ベトナム行きの航空券を予約していましたが、そこにあのコロナウイルスが大流行し、急遽キャンセルすることに…。
度重なる不運にめげず、円安にも負けず、いつかまたリベンジできれば…と思います(笑)。