IPDロジスティクス株式会社よりお知らせ(10月号)
猛暑も過ぎ去り、秋を感じる日が増えてまいりました。
皆様いかがお過ごしでしょうか。
ここ数年、毎年のように夏の暑さが更新されていましたが、今年の夏も記録的な暑さとなりましたね。
7月24日に北海道の北見市内で39℃の最高気温を記録し、8月5日には群馬県の伊勢崎市内で日本の過去最高となる最高気温41.8℃を記録しました。
今年の夏が猛暑となった原因ですが、
①ダブル高気圧(太平洋高気圧とチベット高気圧の2つの高気圧が重なり晴天と強い日差しをもたらした)、
②極端に早い梅雨明け(チベット高気圧の勢力が強く、梅雨前線が停滞できなかった)、
③海水温の上昇(海水温が記録的な高さになっていた)が挙げられています。
長引く夏のせいで、秋が短く若干寂しさも感じられますが、それぞれの季節を少しでも楽しめるよう工夫できると良いですね。
さて、弊社からのお知らせとしまして、本年6月に設立20周年を迎えました!これもひとえに皆様のご支援の賜物と心より感謝申し上げます。
この節目の年にあたり、より多くの皆様にご満足いただけるサービスをご提供すべく、新会社「IPDホールディングス株式会社」を設立し、本日10月1日開業いたします。
新会社IPDホールディングス株式会社、そしてIPDロジスティクス株式会社の役員体制につきましては下記の通りとなります。
今後ともご支援ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。
代表取締役 会長 岩下 貴
代表取締役 社長 香山 豊高
取締役 経理部長 岩下 美代子
取締役 総務部長 香山 えりこ
本社第2倉庫シャッター前にテーブルリフトを設置しました。
重い荷物の上げ下げ作業が効率化され、作業時間を短縮、生産性を向上させるとともに、テーブルの高さ調節機能により、荷物の積み下ろしで腰をかがめたり背伸びしたりする作業がなくなるため、腰痛や肩こりなどの身体的な負担を軽減し、安全な職場環境を作ることが出来ます。
また、テント屋根も併せて設置されましたので、雨天等の天候に左右されず濡れずに作業を行うことが出来ます。
これからも安全に配慮しながら、業務の効率化を進め、サービス向上に努めるべく取り組んでまいります。
ここからは、“通関士コラム”をお届けします。
前回は「明治初期~令和の貿易変遷のまとめ」をしました。
今回は“貿易”にまつわる用語の中から「B/L」についてお話をしたいと思います。
B/L ( Bill of Loading )とは「船荷証券」とも呼ばれ、船会社が貨物の輸出者に対して発行する「有価証券」のことです。
有価証券にはそれ自体に財産的価値があります。
つまり、B/Lはそれ自体に貨物相当額の現金と同様の価値があるといえます。ちなみに株式・債券・手形・小切手なども有価証券です。
また譲渡することで財産的権利を簡単に移転できるのが有価証券の特徴です。
B/Lの場合、裏書き(B/Lの裏面に署名する)をしてB/Lを引き渡すことにより権利の移転ができます。
B/Lの重要な役割を一言で表すならば、「貨物の引換券」です。
輸入地の船会社にB/Lを差し入れすることで貨物を引き取ることができます。
同時に、船会社が貨物をお預かりしたことを証する「貨物受取証」・輸出地から輸入地まで貨物を運送することを記した「運送契約書」としての側面も併せ持ちます。
取扱いに注意すべき重要な書類だということが上記の内容からも分かりますね。
近年では、取扱いが複雑で手続きに時間がかかるB/Lではなく、迅速でシンプルな運用を可能にするWaybillの利用も広がっています。
WaybillはB/Lのように原本を郵送する必要がなく、輸出者が受け取ったWaybillを輸入者へ送るだけで貨物の引渡しが可能です。
これにより、B/Lのような郵送や裏書きの手間が省け、迅速な引き取りが実現します。
いかがでしたでしょうか。
次回もどうぞお楽しみに…。
~最後にひとこと~
前号からの続きですが、北海道ではいくつかの見どころを巡り、帰路には小樽港から新潟港へ就航している新日本海フェリーを選択。
コロナが流行りだした年に乗るつもりだった船で、6年越しの待ちに待った乗船となりました!
この船は館内にレストランやショップ、スポーツルーム等があるのですが、一番の目的は船上の露天風呂♨に入りながら目の前の大海原や夜空を体感するという貴重な体験をすること。^^
いざ露天風呂に入ってみると、闇夜と小雨の中、遠くに見える本州の明かりに安堵し、翌朝は太陽が段々と眩しく照りだす中、青々と輝く海や大空を眺め、
不思議と海と一体になるような感覚は想像以上に面白く、楽しい船旅になりました♪