IPDロジスティクス株式会社よりお知らせ(12月号)

IPDロジスティクス株式会社よりお知らせ(12月号)

今年も残すところあと1か月となりました。
皆様いかがお過ごしでしょうか。

今年話題になった出来事を振り返ってみますと、
来場者数2,500万人を超え大盛況で幕を閉じた大阪・関西万博、
夏の暑さでは、群馬県伊勢崎市で41.8℃を観測し、
日本歴代最高気温を大幅に更新、
翻って映画の世界では、鬼滅の刃が全世界における日本歴代興行収入第1位という快挙を達成、
他にも、日本文化体験や日本食、アニメの聖地巡礼など幅広い目的で多くの訪日外国人が日本を訪れ、
その数は過去最高を大幅に更新、そして10月には日本初の女性総理大臣が誕生…等々さまざまなことがありました。
皆様はどのようなことが印象に残っていますでしょうか…。
今年を少し振り返りつつ、やり残しのないように最後の1か月を有意義に過ごせたらいいですね。

さて、弊社からのお知らせとしまして、年末年始休業の日程は以下のとおりです。

2025年12月27日(土)から 2026年1月4日(日)まで

この期間中に弊社へのご用命をお考えのお客様がいらっしゃいましたら、
誠に恐れ入りますが、担当部署までお早目にご連絡をいただけますよう、よろしくお願い申し上げます。

また、その他ご相談等も随時受けたまわっていますので、どうぞお気軽にお問合せくださいませ。

ここからは、“通関士コラム”をお届けします。
前回は「AWB」についてお話をしました。
今回は”貿易”にまつわる用語の中から「R/T(レベニュートン)」についてお話をしたいと思います。

R/T(レベニュートン)とは、Revenue Tonの略で、「R/T」、「RTN」、「Chargeable Weight」とも表現します。
容積を重量換算した「容積重量(Volume weight: V/W)」と実際の「実重量(Gross weight:G/W)」とを比較し、
大きいほうを輸送費用の基準(R/T)にすることを意味します。

船舶輸送は主にコンテナ船ですが、コンテナ輸送の場合、
基本的にはコンテナ1本あたり何ドルというように、料金はコンテナ単位になります。
ただ、コンテナ1本に満たないLCL(Less than Container Load)貨物の混載の場合は、通常R/Tを用いて以下のように計算します。

容積1M3=1ton(=1000kg)と換算して、大きいほうを運賃計算の基準にします。

たとえば、海上運賃 USD50/RT、1箱25Kg 0.06M3
計40箱の貨物を海上輸送する場合、

容積=0.06M3 x 40箱=2.4M3
1M3=1トンより、容積重量=2.4M3=2.4トン
実重量=25Kg x 40箱=1000Kg=1トン

容積重量2.4トン>実重量1トンなので、容積重量を
運賃計算の基準にします。

結果、海上運賃は、2.4トン x USD50=USD120となります。

ご理解いただけましたでしょうか…。^^

以上で今年のコラムは終了となりますが、この1年を
通じて下記の項目についてお話をしました。
 ・大阪税関
 ・神戸税関
 ・門司税関
 ・長崎税関
 ・沖縄地区税関
・統計で見る貿易の変遷①~④
 ・B/L (Bill of Loading: 船荷証券)
 ・AWB (Air Way Bill: 航空貨物運送状)
 ・R/T (Revenue Ton)

いかがでしたでしょうか。
これらは弊社ホームページ内メルマガのページに掲載されていますので、
気になる項目やもう一度見てみたい内容などがありましたら、いつでも気軽に覗いてみてください。

今年も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
今回で84回目(丸7年)の連載になりました。
毎月お読みいただいている皆様には心より感謝申し上げます。
少し早いですが、どうぞ良いお年をお迎えください!

~最後にひとこと~
今年は人生で最大の買い物をし、快適な居住空間を手にしました! ^^
実家の隣で毎日高齢の親の様子を見つつ
自分なりに手助けが出来る環境にはなりましたが、
親もいつまでも元気で色々と出来るわけではないのだなぁと思うと同時に今後の不安も…。
そんな思いをプラス転換するには、やはり自分を楽しくすることかな…と思いますので、
来年もまた目の前にニンジンをぶら下げつつ出来るだけ有意義に、
そして小さな楽しみをちりばめて日々を過ごしていかれればいいなと思います(笑)。

関連記事一覧

  1. 青いトラック
PAGE TOP