IPDロジスティクス株式会社よりお知らせ(2月号)

まだまだ寒い日が続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
その年の世相を漢字一文字で表す師走恒例の漢字ですが、昨年は新元号
「令和」の“令”に決まりました。「令和」は日本最古の歌集・万葉集
からの出典で、海外に「Beautiful Harmony=美しい調和」と説明された
ことや、“令”の字が持つ意味・書き方にも注目が集まったそうです。
新たな時代を迎える節目としてふさわしい一文字ですね。美しい調和が
国内外に広がるような時代になることを願うばかりです。

さて、弊社からのお知らせとしまして、昨年暮れに大川北第一倉庫が完成し、
1月24日には白鳥神社宮司様をはじめ、東御市関係者の皆様、お取引先
の皆様、工事関係者の皆様をお招きして、建物の無事完成をご報告・感謝
する竣工式を執り行いました。季節柄寒い中ではございましたが、ご出席
くださいました皆様には厚く御礼申し上げます。また、竣工式の後の祝賀
会におきましても皆様とともに盛大にお祝いが出来ましたことに深謝申し
上げます。

現在は、最新鋭の自動倉庫、天井クレーン、フォークリフト、最新の空調
設備等すべて整っていますので、商品の受入体制も万全となっています。
倉庫敷地につながる道路や駐車場も整備され、倉庫建設が始まった頃より
倉庫周りもかなり綺麗に整えられています。天気の良い日には日本最高峰
の“富士山”が見えるという素晴らしい立地環境です!
倉庫見学など随時承っていますので、どうぞお気軽にお問い合わせ下さい。

また、高速道路(上信越自動車道)の“東部湯の丸”と“上田菅平”の間
を通過される際は、目線を湯の丸高原方面へ向けていただけますと、真新
しい大川北第一倉庫がはっきりと見えますので、ぜひチェックしてみて下
さい!

1月号において、最適な在庫管理のご提案について少しご紹介させて
いただきましたが、そのご案内チラシがご用意できましたので、現在
少しずつ皆様へお届けをしています。もしまだ受領されていないお客
様がいらっしゃいましたら、ぜひお申し出くださいませ。
また、ご案内チラシの内容につきましてご質問などございましたら、
どのようなことでも結構ですのでご遠慮なくお問い合わせください。

2020年となり、新しい年の幕開けに、皆様のビジネス商品や備品、
倉庫スペース、設備、作業内容、時間や費用など、より一層効率化で
きるきっかけとなりうるでしょう。ぜひこの機会に、皆様の管理され
ているモノ・コト・コスト等について総点検をされてみてはいかがで
しょうか。

ここからは、“通関士コラム”をお届けします。
前回は、輸出手続きの前段階としまして、貨物の輸送(集荷)と梱包
(設計)をご紹介しました。今回は、梱包設計のあとにおこなわれる
“梱包の作業”について、引き続き梱包管理士へのインタビュー形式
でお届けします。ではさっそく中身をどうぞ…。

Q. 設計を元に、実際の作業はどのようにおこなわれるのですか?

A. まず木材を切ることから始まります。ベニア板を切る、腰下(ス
  キッド)を作ることも含みます。設計を元に各部位の部材を用意
  するのです。
  次に品物を腰下(スキッド)に載せ、乾燥剤を入れ、品物をバリ
  アシートで覆い、内側を真空にしていきます。
  そして用意しておいた部材を使って木箱を組み立てていきます。
  ここまでの一連の作業は、最初におこなった設計に基づいて進め
  られます。

  さらに木箱にマークや燻蒸(消毒)スタンプをつけ、採寸・重量
  を測り、依頼元へ報告をします。

Q. 一番気を付けていることは何ですか?

A. どの部分についても気を付けていますが、一番大事なのはバリア
  のあとの“根止め”です。これは品物が木箱の中で動かないよう
  に固定することを言います。例えば、海上輸送の場合は天候や海
  の状態により風や波の影響を受けたり、航空輸送の場合は上空の
  気圧や飛行機の離着陸の時にかかるG(加速度)などにより大き
  な揺れを受けたりするでしょう。いくら完璧な木箱を作っても、
  そういったさまざまな要因による揺れが起きて、品物が木箱の中
  で動いてしまったら、お客様の大切な商品にダメージを与えるこ
  とになりかねません。更に予期せぬ事故に繋がる恐れもあるかも
  しれません。そのような事態にならないように絶対に根止めを忘
  れず、細心の注意を払うことを梱包メンバー全員が肝に銘じてい
  ます。

ありがとうございました。
梱包と一口に言っても、さまざま工程を経て一つの木箱が完成するの
ですね。品物の形状や重さから木箱の水平バランスを考えることは難
しそうだな…と想像していましたが、木箱の中で品物を固定すること
がこれほど重要で大事なことだったとは考えが及びませんでした。
まさに縁の下の力持ち!ですね。目からウロコが落ちるお話でした。

梱包についてご質問などございましたらお気軽にお問合せください。
次回もどうぞお楽しみに…♪

~最後にひとこと~
奈良の大仏に続き、鎌倉の大仏を見に行ってきました。鎌倉大仏は高徳
院の本尊で青銅製の「阿弥陀如来坐像」。台座を含む高さは13.39m、
重さは121トンだそうです。(ちなみに奈良の大仏は高さ17.77m、重さは
250トン。)
あいにくの雨でも大勢の観光客で賑わっていましたが、風で飛ばされた
傘を拾ってその持ち主に渡したところ、タイから観光に来たとのこと。
私の行為に満面の笑みで感謝の気持ちを表してくれました。
小さな出来事ですが、こういったことが日本の良い印象として記憶に残り、
両国の友好関係や相互理解につながったらいいな…と思いました。^^

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