IPDロジスティクス株式会社よりお知らせ(5月号)
新緑が深まる季節となってまいりました。
皆様いかがお過ごしでしょうか。
先月13日から大阪・関西万博が始まりましたね。約160の国・地域が参加し、2820万人の来場が見込まれており、その経済効果は3兆円とも言われているそうです。
各国のパビリオンでは個性あふれる建築物や展示などが楽しめ、また万博史上最大級の水上ショーが毎晩2回開催されるなど、見どころも多そうです。
日本館では、IPS細胞から作られた“心臓”(1分間で50~60回ほど動くリアルな心臓)の動きを間近で見ることができたり、1970年の大阪万博で大きな話題を集めた“人間洗濯機”が“ミライ人間洗濯機”として進化し、体を全自動で洗うだけでなく、心身の状態にあわせて快適な映像や音楽を流してくれるということです。
先端技術に触れられる機会としても大変興味深く、実際にどんな未来に向かっていくのかイメージできそうで、面白い万博になりそうですね。
さて、弊社からのお知らせとしまして、5月7日より伊那営業所のレールレス式移動ラックが稼働いたします。
この移動ラックでは、倉庫1(18列X10連)と倉庫2(18列X10連)をあわせて、2,880パレット(大型トラック180台分)の保管が可能になります。
また、無人搬送システムも導入し、自動フォークリフト(AGF)が納車され次第、フォークリフトによる移動ラックへの入出庫作業は無人フォークリフトが担当します。
これにより、少ない人員で効率の良い作業ができる環境が整います。
上記物流システムは、移動ラックと自動フォークリフトを組み合わせた最新鋭の物流システムであり、トヨタL&F長野株式会社様と株式会社豊田自動織機様のご協力のもと、弊社が長野県内で初めてこの物流システムを導入いたしました。
伊那営業所では保管スペースに余裕がございますので、何かお困りごとなどございましたらご遠慮なくご相談ください。また、ご見学等も随時受けたまわっておりますので、お気軽にお申し付けくださいませ。
通関士コラム
前回は「長崎税関」をご紹介しました。
今回は「沖縄地区税関」についてお話したいと思います。
沖縄地区税関は、沖縄県を管轄する税関で、本関は那覇市に置かれています。
管轄の特徴は東西1,000Km、南北400Kmに及ぶ広い海域、東京を中心に考えると大阪から東北まですっぽりと入ってしまう大きさです。
その中に有人・無人を含めた大小160の島々を抱えています。
また、管轄内には国内でも有数のクルーズ船寄港地である那覇港や石垣港、入国者数が全国7位(令和5(2023)年時点)の那覇空港などがあります。
沖縄県では各地クルーズ船を受け入れるためのバースや国際空港施設の整備が進められており、今後も税関行政の需要増加が見込まれています。
令和5(2023)年の貿易概況は、輸出額が547億円(主要品目:再輸出品、石油製品)、輸入総額が2,881億円(主要品目:原油及び粗油、石炭、天然ガス・製造ガス)です。
昭和47(1972)年5月15日、沖縄の本土復帰とともに「沖縄地区税関」が全国で9番目の税関として設置されましたが、令和4(2022)年に発足50周年を迎え、日本の最西端で引き続き税関行政の任に当たっています。
いかがでしたでしょうか…。
昨年より全国にある9つの税関をご紹介してきましたが、今回の沖縄地区税関で最後となりました。各地の税関もさまざまな特徴がありますね。
次回もどうぞお楽しみに…。
~最後にひとこと~
前号からの続きですが、トルコのカッパドギアにある洞窟レストランで夕食を取りながら始まったショーは、妖艶な女性がギリギリの衣装を身にまとって踊る本場のベリーダンスで、初めて見るきらびやかで色っぽい踊りに誰しもがくぎ付けになりました。
人々は歓声を上げ、その中でも特に感極まった人の中には、手にお札を持って前方のステージに近寄り、ダンサーの胸元にそのお札を挟み込むという荒業に出る人が続出し…(笑)。
魅惑のダンスとお酒の力、そして旅行という非日常の空間で、人々がとても楽しそうに崩れていく様子がなんとも不思議で面白いものだったことを今でも時折思い出してはクスッと笑ってしまいます。^^
(次号に続く。)