IPDロジスティクス株式会社よりお知らせ(4月号)

春の日差しが心地よく感じられる季節となってまいりました。
皆様お変わりなくお過ごしでしょうか。

今日から新年度が始まりました。
日本では国や企業、学校の年度は4月始まりですが、アメリカでは国は10月、学校は9月、企業は1月始まりです。
韓国では国と企業は1月、学校は3月始まりで、国によって年度始まりは異なっています。
日本で年度の概念が導入されたのは明治時代以降のことで、初めて会計年度が定められた1869年(明治2年)がその始まりといわれています。
その当時は10月始まり~翌年9月までが年度単位でした。
しかしその数年後に暦通りの1月始まり~12月までに変更され、その後にまた7月始まり~翌6月までと変えられ、
明治の初め頃は年度の区切りが頻繁に変わっていたようです。
4月始まりの年度となったのは1886年(明治19年)のことで、これ以降は大きな変更はなく年度が固定化されていき現在に至っています。

新年度初日、気持ちも新たに良いスタートを切って、力強く前へ進んでまいりましょう。

さて、弊社からのお知らせとしまして、「運輸安全マネジメント」において、輸送の安全に関する令和5年度の目標(死亡事故0件、人身事故0件、車両衝突事故0件、物損自己0件)をすべて達成しました!
また、自動車事故報告規則第2条に規定する事故に関する情報としましても、事故発生件数は0件となっています。

「運輸安全マネジメント」とは、平成18年10月から貨物自動車運送事業法の一部を改正する法律が施行され、
トラック事業者の経営トップから現場の運転者まで一丸となって安全性の向上を図り、企業全体に安全意識を浸透させる活動ですが、すべての事業者が安全性向上のための計画を作成して実施し、その効果を評価し、改善ポイントを整理し、さらに改善計画を実施する取り組みを行い、常に輸送の安全のレベルアップを図ろうとするものです。

弊社も毎年この運輸安全マネジメントの取り組みを行っており、その内容をホームページに載せています。(毎年4月更新)

これからも無事故を継続できるよう、そしてお客様の信頼を引き続き賜れますよう、
安全第一で輸送してまいります。
今後ともIPDロジスティクスを宜しくお願い申し上げます。

ここからは、“通関士コラム”をお届けします。
前回は「外国貨物」をご紹介しました。
今回は「内国貨物」についてお話したいと思います。

前回の外国貨物に対して、今回お話しします内国貨物とは、
①日本にある貨物で外国貨物ではないもの、および、
②日本の船舶により公海で採捕された水産物を言います。

つまり、すべての貨物は外国貨物と内国貨物に分けられ、外国貨物ではないものはすべて内国貨物になります。

また、公海で採捕された水産物に関しては、外国貨物の場合では“外国の船舶により“という枕詞がついていましたが、内国貨物の場合では“日本の船舶により”という言葉に変わっています。
同じ公海上でも日本の船が採捕したら内国貨物、外国の船が採捕したら外国貨物、ということです。

ただし、輸入、輸出いずれの場合も税関長の許可が下りた段階で扱いが変わります。
輸入の場合、税関長の許可が下りたらその貨物は外国貨物から内国貨物に変わり、輸出の場合はその逆で、
税関長の許可の後に内国貨物から外国貨物に変わります。

いかがでしたでしょうか。
落ち着いて理解しないと頭が混乱してしまいそうですね。
次回もどうぞお楽しみに…。

~最後にひとこと~
先月岩手県奥州市にある歴史公園えさし藤原の郷に行ってきました。
ここは平安時代末期に東北地方で絶大な権力を誇った奥州藤原氏の歴史と文化が体感でき、また平安建築群が再現されたテーマパークとしては日本唯一、そして今年の大河ドラマ「光る君へ」や様々な映画・ドラマ等の撮影も行われている場所です。
ここでは平安貴族の十二単や女官装束の体験ができるということでしたので、事前予約の上、二人がかりで女官装束を着付けてもらい、
その装束のまま神殿造りの御殿で2時間ほど過ごすという、平安時代にタイムスリップしたような貴重な体験をしました! ^^
特に幾重にも重ねた着物を着て、長袴(ながばかま)と呼ばれる長い袴で足を覆い引きずりながら歩く行為は、
現代の生活には無い何とも重たく不自由な体験でしたが、
当時はこれが当たり前だったと思うと、そのような中に優雅でゆったりとした時間が流れることも自然のことだったかもしれません。
時代とともに人々の生活スピードが加速していることに気付き、
意識的に休まないとなかなかゆっくりできない現代人にとって平安貴族は羨ましい存在かもしれないですね。^^

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