IPDロジスティクス株式会社よりお知らせ(5月号)

すがすがしい若葉の季節となってまいりました。
皆様いかがお過ごしでしょうか。

2022年から続く値上げにより、身の回りのほとんどの商品・サービスが高くなったと感じる今日この頃ですね。
先月には6カ月ぶりに大規模な値上げラッシュが到来し、3,000品目近い商品の値段が高くなったようです。
食品や電気料金、宅配料金など、2024年の値上げは、物流費や人件費の高騰が主な要因とされています。
昨年に比べれば値上げペースは鈍化するものの、これから値上げ商品が増える可能性もあり、まだまだ値上げに対する警戒は必要のようです。

節約や支出の見直し、収入を増やすなど、既に取り組まれている方も多いと思いますが、
引き続き出来ること・出来そうなことに着目して、現在の物価高に上手く対処していきたいですね。

さて、弊社からのお知らせとしまして、現在建設中の伊那営業所の基礎工事が無事に完了しました!
今年は3月下旬でも雪が降り、現場作業も厳しい環境が続いたことと思いますが、安全に留意し、
品質に不備のないよう慎重に工事を進めていただきましたことで、概ね予定通りの進捗状況となっています。

今月からはいよいよ鉄骨工事が始まります。
私たちの目に実際の建物の骨組みが見えてくることで、伊那営業所の建設状況も分かりやすく実感が持てるようになりますので、今後の工事の進捗が一層楽しみになります。

引き続き、工事の状況をお知らせしたいと思いますので
皆様もお楽しみになさってください。

ここからは、“通関士コラム”をお届けします。
前回は「内国貨物」をご紹介しました。
今回は「社会悪物品」についてお話したいと思います。

社会悪物品とは、一般に麻薬類および拳銃類をいい、大きな犯罪を招くなど社会秩序を乱すものとされています。

一例を挙げますと、全国の税関が空港や港湾等における不正薬物(*)の密輸入その他関税法違反事件の取り締まり
実績を毎年2月に公表していますが、2023年(令和5年)の不正薬物全体の摘発件数は815件(前年比22%減)、
押収量は約2,406Kg(同79%増)となりました。

不正薬物全体の押収量は2トンを超え、過去2番目を記録し、また、8年連続で1トンを超える極めて深刻な状況となっています。

特に覚醒剤の摘発が顕著で、航空貨物や国際郵便物からの摘発が依然として高水準で推移している一方で、海上貨物からの摘発も増加している状況です。また、2022年10月の水際措置緩和以降、航空機旅客からの摘発も増加しています。覚醒剤等を口に入れて飲み込んで持ち込もうとするような事案が増加していて、今後国際的な人の往来がより活発化するとさらに密輸リスクも高まるので、財務省税関ではこのような大量の不正薬物が日本に向けられていることに対し警戒を強めています。

近年、高額な報酬等の甘い話に誘われて、運び屋になっている事例も多いそうですので、こういった話には近寄らず、日々を安心・安全に過ごしていけるよう正しい知識・行動で進んでまいりましょう。

(*)不正薬物とは、覚醒剤、大麻、あへん、麻薬(ヘロイン、コカイン、MDMA等)、向精神薬及び指定薬物をいう。

~最後にひとこと~
生涯で一箇所でも多くの世界遺産を訪れたり、国宝を見にいくことをライフワークの一部としていますが、
スイスの登山鉄道に乗り、世界一標高の高いユングフラウヨッホ駅(海抜3,454mで、日本の富士山の9合目とほぼ同じ高さ)からさらに高速エレベーターに乗って、標高3,571mのスフィンクス展望台に到着したときのことです。
スイスの鉄道の技術に感服したのも束の間、少し前まで緑の草花に囲まれていたのどかな風景が嘘のように、辺りは一面銀世界で、すぐそこにはメンヒの山頂が見え、正面には世界自然遺産のアレッチ氷河(全長26.8Kmでアルプス最長の氷河)がどこまでも続いています。

展望台の外に出て実際に氷河に触り、太陽に反射して綺麗に光る氷河の中を歩いて楽しんでいると、どうも呼吸が通常通りにいかないことに気付き…。
これは高所特有の“酸素が薄い状態”ということでしょうか?
慌てて呼吸を整えようと、ゆっくり吸って・吐いてを繰り返し、自分なりに軽い頭痛(高山病?)を気にしないようにしつつ無事に下山しましたが、今でもあの“酸素が薄い状態”での呼吸の感覚は忘れられません…。^^;
その後、日本の世界文化遺産・富士山への登頂を棚上げし続け、ほぼ消えかかっているのは言うまでもありません(笑)。

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