IPDロジスティクス株式会社よりお知らせ(12月号)

今年も残すところあと1か月となってまいりました。いかがお過ごしでしょうか。

新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけが「5類」に引き下げられ、人々の活動が少しずつ活発になっていった2023年でしたが、2024年はどのような年になるでしょうか。

来年もさまざまなイベントがありますが、中でも7月前半を目途に、一万円、五千円、千円の3券種が改刷される予定です。
新しいお札は、150年以上にわたり培われた偽造防止技術が詰まっており、特に“3Dホログラム”(肖像の3D画像が回転する最先端のホログラム)は銀行券への採用は世界初だそうです。
ただ、昨今のキャッシュレス化の流れを受け、紙幣を見る(持つ)機会は少しずつ減っていくのかもしれないですが、来年そのお札を手にしましたら、実際に画像の回転を試してみたいものです。

さて、弊社からのお知らせとしまして、本社敷地内に建設していました梱包場(第二梱包倉庫)がついに完成し、11月10日に竣工式をおこないました!

当日はあいにくの小雨模様でしたが、佐久市望月の大伴神社より宮司様をお迎えし、以下弊社関係者、長野銀行様、設計・建設・施工会社様にご参列いただき、滞りなく神事を執り行うことができました。

すでにお客様の商品が入荷し始め、梱包場の稼働準備を急ピッチで進めている中での竣工式となりましたが、梱包課社員並びに社員一同、気を引き締めて安全第一で業務を進めてまいります。
引き続きIPDロジスティクスをどうぞよろしくお願い申し上げます。

弊社の年末年始休業の日程は以下のとおりです。

2023年12月29日(金)から 2024年1月3日(水)まで
(佐久営業所は1月4日(木)まで)

この期間中に弊社へのご用命をお考えのお客様がいらっしゃいましたら、誠に恐れ入りますが、担当部署までお早目にご連絡をいただけますよう、よろしくお願い申し上げます。

また、その他ご相談等も随時受けたまわっていますので、どうぞお気軽にお問合せくださいませ。

ここからは、“通関士コラム”をお届けします。
前回は「他法令」をご紹介しました。
今回は「事後調査」についてお話したいと思います。

事後調査とは、輸出者または輸入者の事業所等を税関職員が個別に訪問するなどして、関係する帳簿や書類等の確認を行う調査のことを言います。
調査の目的は、輸出と輸入とでそれぞれ以下の通り異なります。

<輸出者に対する調査>
輸出された貨物に係る手続きが関税法等関係諸法令の規定に従って、正しく行われているか否かを確認し、不適切な申告を行った者に対しては適切な申告を行うよう指導を行い、さらに、企業における適正な輸出管理体制・通関処理体制の構築を促すことで、適正かつ迅速な輸出通関の実現を目的としています。

<輸入者に対する調査>
輸入貨物の通関後における税関による税務調査のことであり、輸入された貨物に係る納税申告が適正に行われているか否かを事後的に確認し、不適切な申告はこれを是正するとともに、輸入者に対する適切な申告指導を行うことにより、適正な課税を確保することを目的として実施されています。

調査の方法としては、貨物の通関後、輸出入者の事業所等を個別に訪問するなどして、輸出入貨物についての契約書、インボイスその他の貿易関係書類や会計帳簿書類等を調査し、また、必要な場合には取引先等についても調査を行い、輸出入申告や納税申告の内容が適切かどうかを確認します。

いかがでしたでしょうか。
事後調査においても問題がないように、普段から適正な処理を心掛けておくと良いですね。

以上で今年のコラムは終了となりますが、この1年を通じて
下記の項目についてお話をしました。
・模倣品取締り
・PSI(拡散に対する安全保障構想)
・FAL条約
・フォワーダー
・貿易統計
・報復関税
・メガポートイニシアティブ(MI)
・輸出してはならない貨物
・RILO(ライロ)
・旅具通関
・他法令
・事後調査

いかがでしたでしょうか。
これらは弊社ホームページ内メルマガのページに掲載されていますので、気になる項目やもう一度見てみたい内容などがありましたら、いつでも気軽に覗いてみてください。

今年も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
今回でちょうど60回目(丸5年)の連載になりました。毎月お読みいただいている皆様には心より感謝申し上げます。少し早いですが、どうぞ良いお年をお迎えください!

~最後にひとこと~
昨年秋から語学学習を再開していましたが、今年1~2月に受けた検定結果が思いのほか良く、調子に乗って(?)さらに上のレベルに向け日々格闘し続けていました。
というのもこの検定は以前受けたものと異なり、「読む・聞く・書く・話す」の4技能が1度に測れるというもので、バランス良く技能を向上させてその状態を図るのに適していると感じたからです。
今年6月に受けた同検定では、あと一歩のところで惜しくもパスすることができず、その後低下気味のモチ
ベーションと戦いながら10月に再び挑戦しました。
そしてその結果は、なんとか1次試験を突破し、続く2次試験もクリアし、ついに合格を手にすることが出来ました! ^^
長年通っていた英会話教室が昨年閉校になってしまい、話す技能に不安もありましたが、これまでの自分の集大成とも言える結果を残すことが出来ましたので、これでようやく自らを解放し、少しゆっくりできそうです(笑)。

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