IPDロジスティクス株式会社よりお知らせ(9月号)

秋風が少しずつ感じられる季節となってまいりました。
皆様いかがお過ごしでしょうか。

ロシアによるウクライナ侵攻も半年が過ぎ、戦争が終結する兆しは見えず長期化は避けられない見通しで、世界経済への影響も続いています。国内では、夏の参院選の街頭演説中に元首相が銃撃され国内外に衝撃が走りました。

日々さまざまな出来事が起き、情報が溢れ、立場や見方が違えば全く逆になってしまうことも多く、何が良いのか判断がつかなくなることもありますが、そういった出来事の行方にも関心を持ち続け、少しでも良いと思える方向に自らの歩みを進めていけるようにしたいものですね。

さて、弊社からのお知らせとしまして、兼ねてから計画をしておりました“大川北第2倉庫”の着工を迎えることとなりました!

2020年1月に竣工しました大川北第1倉庫に続き第2倉庫を建設するにあたり、以前東御市より購入しました4000坪の土地に加えまして、このたび500坪の土地を追加購入しました。

第2倉庫は820坪、完成予定は来年9月です。内部には空調設備、トヨタL&F社製ラックソータ(自動倉庫)を備えており、収納可能なパレット数は4,344 PLになります。

この倉庫は既存のお客様専用の倉庫になりますが、高い収納能力により倉庫集約が実現し、他の倉庫活用にも繋がる見込みです。

これからもお客様のニーズにお応えし、お役に立てるサービスをご提供し続けてまいりますので、引き続きIPDロジスティクスをよろしくお願い申し上げます。

倉庫や3PLに関するお問合せ・ご相談などございましたら、どうぞお気軽にお問合せ下さいませ。

ここからは、“通関士コラム”をお届けします。
前回は「税関相互支援協定(CMAA)」をご紹介しました。
今回は「世界貿易機関(WTO)」についてお話したいと思います。

WTO(世界貿易機関:World Trade Organization)は、ウルグアイ・ラウンド交渉の結果1994年に設立が合意され、1995年1月1日に自由貿易促進を主たる目的として作られた国際機関です。

本部はスイスのジュネーブにあり、WTO協定の管理・運営、貿易紛争の処理等を担うとともに、加盟国間の貿易交渉の場を提供しています。

WTO協定(WTO設立協定及びその付随協定)は、貿易に関連する様々な国際ルールを定めています。WTOはこうした協定の実施・運用を行うと同時に新たな貿易課題への取り組みを行い、多角的貿易体制の中核を担っています。

近年、保護主義や不公正な貿易慣行が広がりを見せる中、WTOにおいては下記のような改革が推進されています。

・時代に即したルール作り(電子商取引に係る新たなルール作り等)
・紛争解決制度の見直し(早期の紛争解決機能の正常化)
・協定の履行監視機能の徹底(補助金通報を怠る国等に対する対応)

今回は国際機関の中からWTOを取り上げてみました。
いかがでしたでしょうか。次回もどうぞお楽しみに…。

~最後にひとこと~
ハプニング記憶5つ目は、イタリアを南下するローカル列車に乗り、イタリア最南端を目指していたときのこと。

下車の準備をし、終点駅に着いてすぐに乗客が次々と列車を降り始めました。私の友人2人も降り、さぁ最後は私の番だと右足を出した瞬間、列車が後進し始め、どんどんとスピードを上げて逆戻りしていくではありませんか!!

ひとりだけ列車に取り残されているなどと誰も想像せず、私は皆の背中が見えなくなってもその方角を見つめることしか出来ませんでした。列車はどこまで逆走しどこへ向かうのか…。

今は無きトーマスクック時刻表を片手に不安一杯でした。
(次号へ続く…)

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